琉球の空へ 羽ばたけ天使君!

ダウン症の天才少年画家と、家族との絆を描いたヒューマン・ドキュメンタリー。 沖縄県西原町。青い空と海の町で暮らす16歳の少年画家・小波津有希は、重度Ａ２先天性ダウン症だが、幼い頃から天才的な芸術の才能を発揮。初めて筆を握った6歳のときに、みるみるうちに、書とも絵ともつかぬ墨絵を描きあげ、その伸び伸びとした自由な世界に周囲は驚き心を奪われた。以降、筆を持つ喜びに目覚めた彼は、7歳のとき絵画にも挑戦。その作品をますますパワーアップさせてきた。3歳のときに父と死別、母と兄、二人の姉の5人家族で支えあって生きてきた。亡き父の思い出を胸に、天真爛漫な神童は、天使の羽のように筆を躍らせ、自由な世界を描いていく。